ガムラン Gamelan
 ガムランは青銅製の打楽器を中心に編成されたインドネシアの伝統音楽の総称、つまり打楽器中心のオーケストラです。笛や弦楽器なども一緒に演奏します。地域によって楽器の形、材質、編成、音階などに違いがあります。
 ガムランは西洋音楽でいうところの絶対音的な音程が決まっていません。音程はセットごとに調整されていて、セットが変われば音程も違うのが普通です。青銅で作られているので、演奏のたびに音程をチューニングするわけにはいきません。チューニングは削るか叩くかすることになるからです。またとくにダイナミックスを求めるには、ガムラン楽器の数を重ねることになります。

 クルタクルティでは中部ジャワのガムラン(スレンドロ音階)をメインに使っています。ワヤンの演目によって演出上、ほかの楽器、たとえばスンダ地方(西ジャワ)のガムラン・ドゥグンやバリのガムラン、また西洋楽器や各種パーカッションを組み合わせます。このとき当然、楽器相互の音程が問題になってきますが、そこは試行錯誤、工夫して、演出効果を追求しています。
 クルタクルティではこれからも、新しい演目を上演するたびに、私たちならではの演出・音楽を追究し、新しいことに挑戦していきます。