2021年11月14日
ワヤンベベル終了
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本日11/14、中野区の哲学堂公園・宇宙館にて、震災復興チャリティイーベントのワヤンベベル公演無事終了しました。たくさんのご来場ありがとうございました。
素敵な会場と良い天気に恵まれて、私たちも気持ちよく演奏できました!

photo by Tadashi Kumagai
written by kluthak (2021年11月14日 20時37分)
 2021年11月1日
馬車
ワヤンカレンダー(54/54)
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11月になりました。

11月のカレンダー写真はワヤンで使う馬車の一種、チャリオットです。
神話や伝説などの戦いのシーンで見かけるような、戦闘用の馬車です。
馭者が馬を操り、馬車上の兵士が弓矢、剣、槍などで戦います。

この写真のチャリオットは4頭立て、装飾も豪華な立派な馬車なので、身分の高い人が使うものです。(こんなに豪華でほんとうに戦闘用に使っちゃうのかしら…)

戦いに勝つためには馭者と兵士の息がぴったり合っていなければなりません。馭者と兵士のマッチングが大事になってくるわけです。

このマッチングに勝敗が左右されるワヤンの演目に「Karna Tanding」があります。
馭者プラブ・サルヨが操るチャリオットに乗る武将カルノと、プラブ・クレスノが操るチャリオットに乗る武将アルジュノの一騎打ちの物語です。

馭者の2人、プラブ・サルヨとプラブ・クレスノはともに一国の王であり、当然戦士としても優れている上、馭者としても優秀です。
クレスノとアルジュノはとても仲良し、それに対し、サルヨとカルノの間にはわだかまりがあったのでした。

カルノ必殺の矢はアルジュノの頭をかすめ、アルジュノの矢はカルノの首を射切ることになるのです。
written by kluthak (2021年11月1日 0時1分)
 2021年10月31日
哲学堂公園 震災復興支援チャリティーウィーク
公演(127/127)
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中野区の哲学堂公園で開催される震災復興支援チャリティーウィークで、
ワヤン・ベベルの上演をします。

11/14(日)14:30~ 1時間程度 
演目:アルジュノの修行のゆくえ
会場:宇宙館
観覧料:室内着席での観覧は要予約(200円)。先着15名。
 03-3951-2515 哲学堂公園管理事務所まで。
建物の外から見ることもできます、お散歩がてらお立ち寄りください!

☆観覧料は全額被災地義援金として、あしなが育英会津波遺児募金、熊本自身義援金に寄付します。
☆☆募金箱も設置されています。ご協力いただけると幸いです。

*-*-*-*

チャリティーウィーク期間 11/1(月)~11/14(日)

◆被災地の今を伝えるパネル展
 10:00~15:00(毎日)@哲学堂公園管理事務所1F 

◆音楽でつなごう
 11/13(土)
 14:00~ フォルクローレ @宇宙館

 11/14(日)
 12:30~ ジャワ舞踊 @絶対城
 14:30~ ワヤン・ベベル @宇宙館
written by kluthak (2021年10月31日 10時46分)
 2021年10月1日
カヨン
ワヤンカレンダー(53/54)
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一気に急に涼しくなった東京です。
コロナに翻弄されてあっという間に10月、今年も残すところ3ヶ月となりました。

Gununganグヌンガン(Kayonカヨンとも呼ばれる)はワヤンのシンボル。
緞帳、幕のような役割を持っていて、ワヤン開始のときに払われ、終了時に立てられます。場面転換のときにも登場します。

また、いろいろなものを表わします。
風、時間、火、水、木、山、超能力や、心情を表現したりもします。

今では描く人や工房によっていろいろな形やデザインパターンがあります。
その中でほぼ共通しているのは全体の形でしょうか。山のような、葉っぱのようなこの形は聖なる山、須弥山(メル山)を表しているとも言われています。

表面の図柄パターンとして多いのは主に2つ、門と池です。

クルタクルティ所有のグヌンガンは大小とりまぜて14枚ありました。
表面の門のパターンが7枚、池のパターンが5枚、比較的新しいデザインのチャンディが1枚、穴あきタイプが1枚です。

裏面は表と図柄が違っていて、火のパターンと水のパターンがあります。
組み合わせはだいたいが門と火、池と水です。でも違っているものもありますよ。
written by kluthak (2021年10月1日 16時32分)
 2021年9月9日
アルバム更新 哲学堂と民族芸能のひびき@哲学堂公園
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夏の終わり8/28に哲学堂公園の時空岡で上演したワヤン・クリの写真をalbumにアップしました。
written by kluthak (2021年9月9日 13時32分)
 2021年9月1日
チャキル様の登場だい!
ワヤンカレンダー(52/54)
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今日は9月1日、夏も終わりだ、今年もどこにも出かけない夏だったな……。

8月17日はインドネシア独立記念日で、今年はジャワ暦の新年bulan suroも同じ時期に重なっていました。例年だったらいろいろなところでワヤンが上演されるのですが、PPKM(緊急事態宣言のような)中なので町の中は静かだったと聞きました。

「エ-ラダラ、そなたの名はなんだ? 名乗らずして死んではならぬ」
裏がえっちゃったような高い声、引きつけをおこしそうなしゃべり方のチャキルが登場です。

チャキルはラクササ族なのですが、一般的なラクササ(巨体・鋭い牙・低くて大きな声)とは違っています。
チャキルの体は細く、背も人並み、独特な高い声、窒息でもしているかのようなしゃべり方。下顎が前方に突き出し、下顎の牙が上向きに長く突き出ている、目が細く三白眼。
クリス(短剣)で武将と戦いますが、最後にはいつも自分の短剣に刺されて敗れてしまいます。

チャキルを含むラクササ4人組(ほかの3人はブラガルボ、ブト・ランブットグニ、ブト・テロン)は武将にちょっかいを出し、結局最後には敗れる役回りです。
この4人組は青年期に人間が乗り越えなければならない4つの障害、困難を象徴しているとジャワのワヤンの中では考えられています。

ところで。
インドネシアで「helm cakil」(ヘルメット チャキル)は、フルフェース型のヘルメットのことなんですよ!
へぇ~へぇ~!
written by kluthak (2021年9月1日 13時23分)
 2021年8月30日
哲学堂と民族芸能のひびき(8/28)無事終了しました
公演(126/127)
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8月最後の土曜日、おかげさまで「哲学堂と民族芸能のひびき」ワヤン・クリ公演、無事終了しました。
ご来場下さったみなさま、ありがとうございました。

ワヤンは本来、病気の平癒や世の中の平安を祈っても上演するもの、私たちも1日も早い世の平穏を願って上演しました。

(今回は緊急事態宣言延長下となってしまい、厳しい人数制限をさせていただきました。ご協力いただき感謝いたします。)


photo by 熊谷 正
written by kluthak (2021年8月30日 11時54分)
 2021年8月1日
鯰のレレでございます
ワヤンカレンダー(51/54)
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水の中で暮らしたいと思うほど暑い毎日が続いている東京です。
東京オリンピック開催中ですが、依然としてコロナの感染者数が減りません。

写真の魚はIwak besar。直訳すると”大きな魚”ですけれど、なまず(Lele)なんですよ。クルタクルティでは”レレ”と呼んで可愛がっています。

パンダワとコラワの兄弟たちがまだ幼い頃のこと。親戚同士の子どもたちはみんなで一緒に遊んでいました。でももうこの頃から、コラワの長男クルパティは何かとマウントを取ろうとしていたんです。

ある時、アスティノ国の長老ビスモが、国民が水に不自由しないように運河を掘る計画を立てました。運河掘りは大変な労働なので、パンダワとコラワの兄弟たちのやる気を出させようと、兄弟たちを競わせることにしました。
とはいえパンダワは5人兄弟、コラワは100人兄弟、人数の差がありすぎます。
そこで川の魚たちがパンダワ兄弟に協力することになりました。
コラワ兄弟たちは、パンダワに協力する魚たちが気にくわず、魚たちをいじめます。それをいつも助けてくれたのがパンダワ兄弟の次男ブロトセノでした。

……というようなエピソードを語るために、手のついたLeleをオーダーしました。
なぜ手があるかって? その方が人と話しやすいからです。
このLeleはジャワのワヤンの定番キャラクターではありません。私たちのオリジナルです。

Saya datang ke Jepang dengan sebutan "Ikan Besar", tetapi sebenarnya saya adalah ikan lele.
Kenapa kok saya punya tangan? Karena begitu lebih mudah untuk bergaul dengan manusia.
written by kluthak (2021年8月1日 0時1分)
 2021年7月24日
哲学堂と民族芸能のひびき(8/28)お知らせ
公演(125/127)
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中野区の哲学堂公園・時空岡にて、野外でのワヤン上演のお知らせです。

哲学堂公園は明治37年に哲学者で東洋大学創立者、故・井上円了博士によって創設された哲学をテーマにした公園です。
今回のワヤンの会場「時空岡」へは「哲理門(別名 妖怪門)」をくぐって入ります。「時空岡」は、東洋の哲学者を祀る「四聖堂」、東洋の賢人を祀る「六賢台」、博物館だった「無尽蔵」、日本の碩学を祀る「三學亭」、講義室として使われていた「宇宙館」、図書館だった「絶対城」などの古建築物と、豊かな緑に囲まれた中庭です。

夏の終わりに夕涼みをしながら、暑い暑~い南の国インドネシアの伝統芸能を、のんびりと楽しんでみませんか。

2021年8月28日(土)
 ※雨天時は8月29日(日)に延期

18:25~19:45(開場18:15)

演目「ニウォトカウォチョの秘密」

事前申込み制(7/25より受付) 定員30名 観覧無料

主催:日本体育施設グループ

問合せ・申込:哲学堂公園管理事務所
 tel03-3951-2515 https://www.tetsugakudo.jp/

実施可否ほか詳細は管理事務所までお問い合わせ下さい。
written by kluthak (2021年7月24日 16時20分)
 2021年7月1日
ウィルとユユ
ワヤンカレンダー(50/54)
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7月です。コロナ禍になってからあっというまに1カ月が過ぎる気がするのだけどどうしてかな。
先月の初めにはまだ梅雨入りしていなかった東京も6/14頃に梅雨入り。今年はジトジト梅雨じゃなくて、短時間にドッシャーな降りかたが多いように感じてます。ひとたび雨が降り始めると傘は役に立たないくらい、地面もどこもかしこも水浸し。でも海の底ってどうなのかしら。・・・海の底の住人たちに聞いてみます。

ユユルンプン「海の底でのんびり暮らしているよ」
ウィルカタクシニ「海の底から出るなんて考えたこともないわ。ここにいれば嫌なことは何もないし、一生安心ね。」

ユユルンプンはラーマーヤナに登場するキャラクター。エビガニの怪物でアルンコ国の兵士。シント姫がラウォノ王に誘拐されたとき、ロモ軍はシントを奪還するためアルンコ国まで海の上に橋を架けるんですが、ユユルンプンはその工事の邪魔をします。

ウィルカタクシニも同じくラーマーヤナに登場。この見た目だけど女の子っていう説もあるのでびっくり。アルンコ国王ラウォノの子どもかもしれないらしく二度びっくり。ユユルンプンとともに橋を架ける工事の邪魔をし、ロモ軍の先頭に立つ神猿アノマンとやりあい、アノマンを飲み込み…アノマンがお腹の中で大きくなり、お腹が破裂する、というエピソードがあります。

ユユが言ってます。「とびきり濃い風貌のおいらたちだけど、暮らしは極めてシンプル。人は見かけによらないものさ。あっしみたいなのがね、意外と親切だったり、頼りになったりするもんですぜぃ。」
written by kluthak (2021年7月1日 0時0分)